≪水と氷と雪&春と冬≫

2011年 3月31日 

 朝は晴れていましたが、午後から雨が降りました。シトシト降る雨がなんだか懐かしく感じてしまいました。
 遊歩道脇の側溝に水が見えました。冬と春の境目なので、水と氷と雪がコラボレーション中でした♪

(濱本)

≪雪にめり込むカラマツの枝≫

2011年 3月29日 

 日中の気温は8度。薄手の手袋でも暑く感じます。3月4日に154cmあった積雪も、ずいぶん溶け、今日は82cmまで減っていました。
 雪の上に落ちていたカラマツ(Larix leptolepis)の枝が、太陽の熱を吸収し、3cmほど雪にめり込んでいました。この季節らしい景色に会えたことに感謝しました。

(濱本)

≪羽づくろい中のハシブトガラ≫

2011年 3月24日 

 積雪はまだ94cmほどありますが、陽射しや匂いが春らしくなりました。
 森の中では、シジュウカラの仲間やキツツキの仲間にたくさん会えました。ヤマブドウ(Vitis coignetiae)とサルナシ(Actinidia arguta)の蔓が絡み合う場所でハシブトガラ(写真:Parus palustris)とヒガラ(Parus ater)が、羽づくろいをしていました。ちゃんと猛禽類に狙われにくい場所を選ぶのですね♪

(濱本)

≪雪で百年記念塔がかすんでいます≫

2011年 3月23日 

 野幌森林公園には、まだ約1メートルほどの積雪があります。真冬のサラサラのパウダースノーではなく、春先らしい粗目雪です。
 今朝の天気は快晴だったのに、日が陰り、急にあられのような雪が降ってきました。先が見えないほどの降り方です。しばらくは雪が降ったり止んだりしていましたが、夕方近くには、ちょっと晴れ間が見えました。今日は多くの天気を楽しむことができましたよ♪

(濱本)

≪観察会「森の中で春をさがそう」≫

2011年 3月21日 

 3月20日(日)、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「森の中で春をさがそう」が行われました。天候に恵まれたこともあって、50名と大変多くの方に参加いただくことができました。
 野幌は例年に比べて雪が多く、まだ1メートル程の積雪があるため道幅も狭いことから、移動はほぼ1列に連なって歩くことになりましたが、少人数になるようなグループ分けができたので、参加された方にはレンジャーさんの話がよく聞けたとか、資料がよく見えた、また、グループ内で仲良くなることができたなど大変好評でした。
 運よくエゾリスに出会えたグループもあったようです。うらやましい!残念ながら私は見られませんでした…。野生の生きものとの出会いは、ちょっとしたタイミングや運なんでしょうね。
 次回の北海道ボランティア・レンジャー協議会と共催の観察会は4月21日(木)「春の花を見つけよう」です。ぜひご参加ください!

(扇谷)

≪尻尾がしましまアライグマ≫

2011年 3月20日 

 自然ふれあい交流館にいらしてたお客様が「おっきなキツネがいる」と言われ見に行くと、なんとアライグマ(Procyon lotor)ではないですか!木の根元に顔をつっこんで食べ物を探したり、雪の上をウロウロ歩いたり。この森にも居てはいけない生きものだけど、野生動物に会うとやっぱり嬉しい。
 人間の勝手な行動で、恨まれる生きもの、奪われる命。この先、こんな悲しいことが二度と起こらないよう、私たちは伝え続けます。

(濱本)

≪もりの工作コーナー「小枝 DE アート」≫

2011年 3月19日 

 本日より、もりの工作コーナー「小枝 DE アート」が館内特設会場にて始まりました。森で拾った小枝や木の実などを利用して、自由に作品を作ります。壁掛け、フォトフレーム、置物などなど、何が出来上がるかはあなた次第です!
 とはいうものの、何を作ればいいのかしら?と困る方もいるかもしれませんので、見本や過去に参加してくれた方の作品写真集も用意しています。参考にしてくださいね。
 4月10日(日)まで毎日開催しています(平日の月曜日、3/28,4/4は休館日です)。皆さんのご参加お待ちしております♪
 ※作業中、衣服が汚れることも予想されます。汚れても問題ない服装やエプロンなどを準備すると安心です。ご不明な点などありましたら、交流館までお気軽にお問い合わせください。

(扇谷)

≪イナキビの様に見えたヤドリギの果実≫

2011年 3月18日 

 朝、雪が3〜4cm積もっていましたが、日中の陽ざしで、除雪したところの地面が出てきました。
 森の中で黄色い木の実を見つけました。高い木に鳥の巣のように見えるヤドリギ(Viscum album subsp. coloratum)です。まだたくさんの黄色い果実を付けています。双眼鏡で覗くとイナキビの様に見えました。昔、祖父にイナキビが食べたいとわがままを言って、畑に植えてもらった記憶が思い出されました。

(濱本)

≪雪で先が見えない大沢口≫

2011年 3月15日 

 今日は朝から雪が降り続いています。ぼたん雪がドンドン降ってくるので、とても視界が悪いです。少し湿り気はありますが、雪の結晶が大きく、観察するのにとても良いぐらいです。
 積雪はピーク時から見るとかなり減りましたが、まだ108cm積もっています。

(濱本)

≪春の陽ざしの力でユキウサギの足跡が・・・≫

2011年 3月12日 

 野幌森林公園にはまだ124cmの雪が積もっています。陽ざしが暖かいので、さらさらの雪ではなく、ベタ雪です。どこでも雪玉や雪だるまが作れちゃいます。
 雪の上に残された新鮮なユキウサギ(Lepus timidus)の足跡も、陽ざしの力で解け、ちょっと古めの足跡に見えてしまいます。雪質や足跡の様子から「春らしさ」が伝わってきます。

(濱本)

≪春らしいもの、みぃ〜っけ♪≫

2011年 3月 8日 

 先週の吹雪で積もった雪は、3月の気温の力で30cm以上も積雪が下がりました。雪に覆われていた小さな沢も顔を出し、水の流れが見えるようになりまし た。どんなに吹雪いても、どんなに雪がたくさん積もっても、季節は確実に進んでいて、春は必ずやってくるんですね。
 これから春らしものや、小さな春などを 見つけるのも楽しい季節ですよ♪

(濱本)

≪記録更新!!≫

2011年 3月 6日 

 先日は吹雪が続き、除雪しても、除雪しても、がっかりするぐらいに除雪の痕跡が消えてしまっていましたが、その吹雪のおかげ(?)で、過去9年間調べている積雪量が、最高値になりました!!
 今までの最高記録、2006年2月6日の145cmを塗り替え、先日の3月4日に154cmの記録が出ました♪除雪の大変が吹っ飛ぶくらいの嬉しい記録更新でした。
 今日は穏やかで、青空が広がっています。

(濱本)

≪ヤドリギを食べたウンチはネバネバ≫

2011年 3月 3日 

 今日は一日中雪が降り続いています。さっき除雪した跡が消えてしまっているほどです。
 森の中ではキツツキの仲間が、あちこちで餌探しをしている音が聞こえてきます。
 木の枝に何か引っかかっているのが目に留まりました。何やら木のタネも見えます。ヤドリギ(Viscum album subsp.coloratum)の実を食べた鳥がしたウンチのようです。ネバネバの糸で木に絡みつき、うまくいけば木の枝で発芽しますよ♪

(濱本)

≪親子観察会「冬の森の探検隊 IN 開拓の村」≫

2011年 3月 2日 

 2月27(日)に、親子観察会「冬の森の探検隊 IN 開拓の村」を行いました。いつもは、交流館がある大沢口周辺をフィールドとしていますが、 今回は開拓の村の自然豊かな森を利用して観察会を行いました。
 大人も子供もスノーシューをはいて道なき道を進み(特別に開拓の村から許可をもらってます)、沢を越え、崖をよじ登り、まさに探検隊の気分を味わうことができた観察会となりました。
 残念ながら雪がちらつく天候で、野生の生きものに出会うチャンスには恵まれませんでしたが、それでもキタキツネ、ユキウサギ、エゾリスなどの足跡を発見したり、積雪のある今の時期だけ出現する木のベンチにすわってみたりと、冬ならではの体験を満喫しました。

(扇谷)

≪何の模様に見える??斑点模様の地衣類≫

2011年 3月 1日 

 今日は風が冷たく、気温は+1度でしたが、体感温度は−5度ぐらいに感じました。
 木の幹にぶちぶちの斑点があるのが目に入りました。気になり近づいてよく見てみると、張り付いている地衣類の裏側が斑点模様でした。フグ柄に見えたり、珊瑚柄に見えたり、ヒョウ柄に見えたりと、色々想像してしまいました♪

(濱本)

≪恋の季節のクロカワゲラ≫

2011年 2月27日 

 今日はゴウゴウと大粒の雪が降っていたのですが、突然雪がやみ青空になりました。森の中ではヒヨドリやアカゲラ、ゴジュウカラなどが餌探しに夢中で、ハシブトガラは3〜4羽で賑やかに追いかけっこをしていました。
 足下にはクロカワゲラの仲間が歩いています。恋の季節の中、飛ばずに相手を求め、どこまでも歩いている所が見られました。

(濱本)

≪観察会「野ネズミのあしあとをたどろう!」≫

2011年 2月26日 

 すっかり遅くなってしまいましたが、2月19日(土)に行いました開拓記念館との共催の観察会「野ネズミのあしあとをたどろう!」の報告です。
 前日から降った雪のため、観察会のタイトルになっていたネズミの足跡には出会えませんでした。残念…。ですが、ネズミの「うんち」は発見することができました。他にはキタキツネやユキウサギ、エゾリスの足跡なども見つけることができました。冬ならではの出会い、発見でした。
 野生の生きものにはなかなか出合えないものですが、そこで活動していたこという痕跡から、動物たちを身近に感じることができた観察会となりました。
 今年度の開拓記念館との共催の観察会は今回で終了です。来年度の観察会は現在計画中です。お楽しみに〜♪

(扇谷)

≪空き家になったイラガの繭≫

2011年 2月24日 

 今日は気温が高く、日中はプラス7度となり、雪が溶けてザクザクの粗目雪になっていました。先日まで手が届いていた枝は、今は少し背伸びをしないと届かなくなってしまいました。
 昨年見つけたイラガの繭の「その後」を見てみると、イタヤカエデの枝でポッカリと口を開けているように見えます。どうやら成虫になって飛び立った後のようです。

(濱本)

≪誰の食べ跡??≫

2011年 2月22日 

 今日は朝から快晴です。雪の照り返しで、上からも下からも眩しい光が届きました。
 雪の上から枝が出ているヤナギの木をよく見ると、皮がむかれたようになっています。よ〜く見ると歯形が見えました。下には足跡とウンチもあります。この皮をむいた犯人は・・・ユキウサギ(Lepus timidus)でした。ここで食事をしてトイレもしたようです。

(濱本)

≪春っぽい!エゾノバッコヤナギの芽吹き≫

2011年 2月20日 

 今日の気温はずっとプラスでした。昨日降った雪もベタ雪になっているし、陽ざしでつららからは水が滴っています。
 青空をバックに、エゾノバッコヤナギ(Salix hultenii)の芽吹きがとてもきれいに見えました。まだまだ一面銀世界ですが、日ごとふくらむ芽を見ていると、近づいてくる春を感じます♪

(濱本)

≪時々辺りを確認し、進みます≫

2011年 2月18日 

 朝は雨が降っていましたが、午後からは雪に変わりました。
 自然ふれあい交流館から見える景色の中を、ゆっくり歩いてきた鳥が窓越しに見えまし た。ハトくらいの大きさの冬鳥、ツグミ(Turbus naumanni)でした。時々立ち止まり、辺りを確認し、物陰に隠れるようにしながら歩いてきましたが、カラスが近くに飛んでくる と、パッと飛び立ち去ってしまいました。

(濱本)

≪誰が何を?推理の結果は・・・≫

2011年 2月16日 

 昨日の朝は−15度で、とても大きくなった霧氷を見られていたのに、今日は5.5度とプラスの気温で、雪だるまが楽にできるほどのベタ雪でした。
 森の中で散乱している羽と血の跡を発見しました。周りを観察し、足跡や羽の持ち主を組み合わせると・・・キタキツネ(Vulpes vulpes)がドバト(Columba livia var.domestica)を食べた跡のようです。雪のおかげで推理でき、気分はシャーロックホームズです♪

(濱本)

≪軽やかなジャンプ・キタキツネ足跡≫

2011年 2月13日 

 今日は天気が崩れると予報が出ていましたが、良い天気の中観察会を行うことができました。
 遊歩道脇にはネズミの仲間、ユキウサギ、キタキツネの足跡があちこちで見られました。その内の一つに、遊歩道横の側溝をジャンプして渡ったキタキツネの足跡を発見!約2メートルほどを一っ飛びしていました。こんなに雪が積もっていても、動物たちの動きは軽やかですね♪

(濱本)

≪もこもこふわふわ冬毛のキタキツネ≫

2011年 2月11日 

 今日は朝から快晴で、真っ青な青空と、昨晩積もった雪が木々の枝を雪の花で飾っていて、本当にきれいな景色を楽しむことができました。森の中も散策する方や、歩くスキーを楽しまれる方でにぎわっていました。
 自然ふれあい交流館前には、最近毎日顔を出しているキタキツネ(Vulpes vulpes)が今日も来てくれました。もこもこふわふわした冬毛で、とても暖かそうでした。

(濱本)

≪ウルトラマン風のオオカメノキ冬芽≫

2011年 2月 9日 

 今日は朝からずっと快晴で、太陽の光が雪に反射し、とても眩しい日でした。動物たちの新しく付いた足跡も、太陽の力で数日経った様な足跡になっていました。
 木々の冬芽もだいぶふくらんできた物もあり、少しずつ春が近づいていることを実感します。
 オオカメノキ(Viburnum furcatum)の冬芽を観察していると、ちょっと面白い形の物を発見。何となくウルトラマンに見えた冬芽でした♪

(濱本)

≪強風がいろいろ伝えてくれる事もある≫

2011年 2月 8日 

 昨日の吹雪で、吹きだまりができていたり、森の中には折れた木の枝が散乱しています。
 遊歩道上に初夏の虫を発見しました。えっまさか!この寒さの中?と思いながら近づいてみると、生きている虫ではありませんでした。初夏に大合唱していたエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)で、命が尽きた後も、落ちずにそのまま木の枝につかまっていたのが、きっと昨日の風で落ちたのでしょうね。

(濱本)

≪みんなで作った大きな雪の滑り台♪≫

2011年 2月 6日 

 月一回の子どもレンジャーの活動日です。今日は、雪祭りと称してみんなで遊べる雪像づくりに挑戦しました。
 雪を積んで積んで積んで、固めて積んで。何度も試し滑りをして完成したのが、大きな雪の滑り台です。横には雪だるまの模様も付いています。
 スコップやビニール袋をソリ代わりにして、みんなでワイワイ楽しみました♪

(濱本)

≪おっと危ない!落ちるところだった?≫

2011年 2月 5日 

 立春を過ぎた今日もプラスの気温でした。動物たちの足跡があちこちにあり、特にキタキツネとユキウサギの足跡はどのコースでも見られますよ。
 除雪で高さ1mほどの雪の壁になっている所で、ユキウサギの面白い足跡が残っていました。雪壁の際まで歩き、あっ崖!と思ったのか、ジタバタして引き返した跡が残っていました。足跡が慌てふためいた様子を想像させてくれました♪

(濱本)

≪森の中をかんじきでウォーク中≫

2011年 2月 3日 

 今朝のラジオで3月下旬並みの気温と予想されていたとおり、とても暖かく、粉雪のようにふわふわだった雪がベタ雪に変わっていました。
 暑いぐらいの気温の中、観察会「かんじきウォーク」を行いました。開拓の村から瑞穂の池まで片道1kmの道を、エゾリスやキタキツネの足跡を観察しながら歩きました。時折枝に積もっていた雪の塊が、ドサッと落ちてくる所や音も楽しみましたよ♪

(濱本)

≪ドサドサ雪の降る大沢口≫

2011年 2月 1日 

 昨晩から積もった雪は、朝になっても降りやまず、昼になっても降りやまず、一時雪がやんだと思ったら、夕方までずっっと降り続いています。
 遊歩道には1〜2人ほどの足跡があるだけで、膝から股下まで埋まるほど、雪が積もりました。積雪深は今シーズン最高の140cmです。まだ降っているので、過去最高145cmを越えるかも知れません。楽しみです♪

(濱本)

≪ユキウサギの食事。ついでに用足し?≫

2011年 1月29日 

 ここ数日雪が降っていないので、動物たちの足跡が日ごとに増えていっています。
 新しいユキウサギの足跡を目で追っていくと、落とし物「ウンチ」がありました。そのすぐそばには食べ跡もありました。ハルニレの枝を噛み切った跡は、ナイフで切ったようにスッパリとした切り口です。
 食事をしてからウンチをしたのか、ウンチをしてから食事をしたのかわかりませんが、セットで見られることが多いですよ♪

(濱本)

≪固い絆で結ばれているような葉≫

2011年 1月27日 

 今日は陽ざしが痛いぐらい眩しい日でした。
 春の準備をしている森の木々を観察しに、総合学習で来ていた小学4年生と出かけました。ホオノキやミズナラ、シラカンバ、ニガキなどの冬芽をじっくりと見ました。トドマツを観察していると、腕組みしているような葉っぱがありました。仲が良いのか、引っ張り合っているのか。がっちりと結ばれていました。

(濱本)

≪雪原を全速力で走ります≫

2011年 1月25日 

 今日は総合学習で小学5年生が来てくれました。テーマは「生きものつながり」。野幌森林公園にいる動物や植物などがすべて他の生きものに関わっている事を知りました。
 雪原では、食う食われるの食物連鎖を体感しました。ユキウサギ役になった生徒が、生きるのに必死に走ります。どんな状況になるとウサギが減ったり増えたするのかを身体全体で学びましたよ♪

(濱本)

≪いろんな角度でパチリ≫

2011年 1月23日 

 今日は工作教室のスペシャル版です。まずは室内でカメラの仕組みや、基礎的な技術を習得しました。シャッタースピード、絞り、広角、ホワイトバランス・・・聞き慣れない用語も、カメラをいじりながら真剣に学ぶ子ども達。覚えが速い!
 いよいよ外へ。手持ちのカメラを手に、撮影に出かけました。しゃがんだり、寝転がったりして、いつもとは違う角度でパチリ。まるでプロカメラマンのようでしたよ♪

(濱本)

≪こちらに向かってきているユキウサギの足跡≫

2011年 1月22日 

 大寒がすぎ、陽ざしが何となく暖かく感じます。朝の気温は−10度でした。
 降り続ける雪のため、先週や先々週には見ることができなかった、動物たちの足跡があちこちで見ることができました。交流館の周りで出会える足跡が一番多いのがユキウサギ(Lepus timidus)の足跡です。ケンケンパと続く足跡は行き先を示してくれるだけではなく、角度によっては目鼻口と人の顔にも見えることもあり楽しいですよ♪

(濱本)

≪雪と夜空と月と≫

2011年 1月20日 

 今日は雪は降りませんでした。気温は少し低めの−6度です。森の中には、ユキウサギとキタキツネの足跡が、あちこちにたくさん付いていました。
 雲もほとんど無く、気温も低く、空気が澄んでいるため、今日の満月はきれいに見えること間違いなし!写真のように見えるのは18時頃です。
 ※写真は昨日の月です。

(濱本)

≪青空の大沢口 晴のち雪≫

2011年 1月18日 

 久しぶりの青空な気がします。午前中は雪の白色と空の青色がとてもきれいで、いつもの大沢口がこのようになっていました。
 午後からは天気予報通り雪が降ってきました。今年はどれだけ連日降り続けるのでしょう。そして、どのくらい積もるのでしょう。積雪深の調査は楽しみなのですが、たくさん降りすぎる雪がとても恐ろしく感じます。

(濱本)

≪もりの工作コーナー「ミニデコイづくり」始まりました♪≫

2011年 1月15日 

 本日より、もりの工作コーナー「ミニデコイづくり」が始まりました。紙粘土の鳥の型に色をぬって、金具に紐を結べば、ストラップが出来上がります。
 鳥の型は準備してありますので、色をぬるだけと簡単な内容です。難しい作業はありませんので、小さいお子さん一人でも参加できますよ!もちろん大人の方も大歓迎です!
 交流館では、冬の期間限定で餌台を設置しています。野鳥を観察しながらオリジナルのストラップを作ってみてはいかがでしょうか?
 2月13日(日)まで開催しています。皆さんのご参加お待ちしておりまーす!

(扇谷)

≪大きな木にたくさんの雪が積もっています≫

2011年 1月14日 

 今日も雪は降りましたが、昨日までのようにドカドカと積もるほどではなく一安心です。
 木の枝にはどっさりと雪が積もっています。時々バサァ〜っと雪の塊が落ち、地響きが感じられる時もあります。
 原始の面影が残る大沢口周辺の木々は、樹高20〜30mなので、写真で見ると雪の積もり具合や木の大きさがわかりにくくなりますね。

(濱本)

≪降りやまず、積もり続ける雪≫

2011年 1月13日 

 雪降りすぎです。そして積もりすぎです。どこからこれだけの雪がやってくるんだろうと思ってしまいます。気温が低いため、ふかふかの雪ではありますが、いくら除雪をしても元通り。こんな豪雪の日がいつまで続くのか、とても不安です。
 昨日86cmだった積雪深は121cmになっています。記録初めてからの過去最高145cmを越えることができるのか、恐いですが少しだけ楽しみでもあります。

(濱本)

≪長さ3mmほどの樹氷≫

2011年 1月12日 

 今朝はものすごく寒く、家では-15度でした。車のワイパーにまで成長した樹氷が着き、周りの木々は立派な樹氷で飾られていました。そんなきれいな樹氷を見たい!撮影したい!と楽しみにしながら交流館に着くと、あれっ?樹氷が小さい。しかも気温が-10度と高め。少しがっかりしましたが、きれいには変わりないのでパチリ。次はもっと冷え込んだ朝に狙いたいと思います♪

(濱本)

≪積もって減りました≫

2011年 1月10日 

 家の周辺は吹雪模様でしたが、職場に着くと、とてもきれいな青空でした。
 4日間降り続いた雪はようやく落ち着いたようです。一日ごとの積雪深の様子は、59cm→92cm→110cm→93cmとなりました。ふかふかの雪がたくさん積もったのですが、その雪が重みで沈み、今日は昨日から見ると17cmもマイナスになっていました。
写真は青空の中の枝に雪積もった木々

(濱本)

≪胸下まである雪をラッセルして鬼ごっこ≫

2011年 1月 9日 

 今日も朝から雪が降り続いています。すごすぎです。積雪深は110cmになっていました。
 集まった子どもレンジャーも、大雪の中、胸下まである雪をラッセルしながら走り回っています。いったいどこから元気がわいてくるのか、うらやましい限りです。後半30分ほど晴れ間が出ると、さらに元気になりラッセルしながら追いかけっこをしたり、泳いだりしていました♪

(濱本)

≪股下までの雪をラッセルしました≫

2011年 1月 8日 

 雪が降り止みません。除雪をしてもすぐに跡が消えてしまうほどです。
 積雪を調べに森にはいると・・・足跡が付いていません。誰も歩いていませんでした。股下まである雪をラッセルしながら進んでいくと、晴れ間が見え、心まで明るくなりました♪
 現在積雪深は92cm。パウダーのようなふわふわ雪です。

(濱本)

≪吹雪の大沢口≫

2011年 1月 7日 

 昨日から暴風雪が続いています。いくらか風が弱めになってきました。でも視界は50〜60mほど。つもり続けた積雪深は、59cmになっていました。行きについていた自分の足跡も帰りにはきれいに消えているほどです。
 吹雪が続く時など、動物たちはどのように過ごしているのか、とても気になります。

(濱本)

≪今年も宜しくお願い致します♪≫

2011年 1月 4日 

 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
 昨夜から降り積もり、積雪深は44cmになりました。青空の下、枝にたくさんの雪が積もっているのが、とてもきれいです。歩いても、スキーでも楽しめますよ♪
 今年もみなさんのお越しをお待ちしております♪ (写真は今日の大沢口)

(濱本)

≪来年も宜しくお願い致します♪≫

2010年12月28日 

 今日の積雪深は草地で27cmです。太陽が顔を出し、気持ちの良い森でした。

 今年も多くの皆さまに自然ふれあい交流館をご利用して頂いたことに感謝致します。
 年末年始の休館は12月29日から1月3日までです。来年もどうぞ宜しくお願い致します。

(濱本)

≪シーズン到来!≫

2010年12月26日 

 現在積雪は28p。今年もたくさんの歩くスキーヤーでにぎわっています。仲良くご夫婦でのんびりと、一人で黙々とトレーニング風だったりとスタイルはそれぞれ違いますが、雪の上に残る動物たちの痕跡や、冬の鳥たちとの出会いを楽しみながらさっそうと滑っていますよ。
 遊歩道の一部を歩くスキーのコースとして利用しています。コースとして特に整備は行っていないこと、また歩いて散策されている方も多いことから、道はゆずりあって、マナーを守ってのんびりと楽しんでいただければと思います。

(扇谷)

≪水→シャーベット状→氷+雪≫

2010年12月22日 

 赤黒い月が、暗い空にぼんやりと見えた、昨日の皆既月食は感動的でした。
 今日は雪降りです。気温は-1.2度とそれほど冷えてはいません。遊歩道沿いの水たまりを見ると、水の部分とシャーベット状の所と、凍っている所が同じ場所で見られました。
 おなじ水でも形が違って見られたのが嬉しかったです♪

(濱本)

≪親子工作教室≫

2010年12月21日 

 12月19日(日)、親子工作教室「身近な植物で作ろう!A紙すき体験&Xmasカードづくり」を行いました。夏に行った染め物体験に続く第2弾で、今回は牛乳パックを利用して紙すき体験を行いました。
 前半は、紙が植物から作られていることや、生活にかかわるものの多くに植物が利用されていることなどのお勉強して、後半は実際に紙すき体験を行いました。
 牛乳パックからビニールをはがしたり、ミキサーを使って紙を細かくしたりと、参加した親子は協力しながら楽しく作業を進めていきました。子供たちはすぐにコツをつかみ、慣れた手つきで次々と紙をすいていました。また、押し葉や飾り付けの紙なども一緒にすき込み、きれいなカードが次々と出来上がりました。
 最後はお気に入りのカードと一緒に記念撮影を行い、親子工作教室は終了となりましたが、みなさん紙すき体験が大変気に入ったようで、家でも挑戦すると嬉しそうに帰っていきました。

(扇谷)

≪オオウバユリにふわふわの雪帽子≫

2010年12月19日 

 今日は落ちてくる雪の結晶がとてもきれいな日です。細かな雪ですが、ふわふわと積もっています。
 オオウバユリ(Cardiocrinum cordatum)の果実にもふわふわの雪が積もっていました。片側にしか雪が積もっていないのは、風があったからのようですね♪

(濱本)

≪遊歩道の先が雪で見えません≫

2010年12月18日 

 朝方から追加の雪が積もりました。まだ降り続いています。
 大沢口の様子も、雪が降りすぎて遊歩道の先がよく見えません。でも気温は-1度とそれほど寒くなく、まだ活動しやすいですよ。
 来週の天気予報に雨マークがついていますが、もう完全に溶けることはないだろうと予測しているので、根雪になったと言って良いかな。と思っています。

(濱本)

≪多くのことを語ってくれる雪の上の痕跡≫

2010年12月16日 

 昨日の夕方より気温が上がり、今朝は-6.5度。でも、やっぱり寒いです。積もった雪には、たくさんの人の足跡が増えていました。
 人以外にも足跡を発見!ネズミの様です。尻尾の跡が見えました。足跡を追跡していくと、雪の中にもぐった穴があり、その先も雪の中を進んでいった跡が残されていました。雪があるおかげでネズミは隠れることができ、私はネズミの行動を想像することができました♪

(濱本)

≪ふっかふかの雪が積もった朝の大沢口≫

2010年12月15日 

 昨日の夜から降り続いた雪は、朝には一面銀世界になるほどで、ふっかふかの雪がなんと26cmも積もっていました。
 雪をかき分け大沢口の定点写真を撮り、たくさんの雪が枝にのっかている景色をしばらくボーッと眺めてしまいました。
 昨年、根雪になった日は12月19日。今年はいつになるのか、とても楽しみです。

(濱本)

≪つぼみで冬を越します≫

2010年12月14日 

 今日は雨が降ったり雪が降ったり。週間予報では、明日からずっと雪マークがついています。
 雪がなかなか積もらないので、森も冬の感じがしませんが、来年の春のために準備をしている木を見つけました。高さ約40cmのナニワズ(Daphne pseudo-mezereum subsp.jezoensis)です。雪が溶けてすぐに花が咲かせられるように、つぼみのまま冬を越す準備をしています。春には黄色い花が咲きますよ。

(濱本)

≪「秋&冬」の「落ち葉と雪」≫

2010年12月12日 

 天気予報では、今日は吹雪と出ていましたが、吹雪にはならず、ホッとしています。
 朝から降り続く雪は、細かな雪なためか、それほど積もっていません。そのおかげで、「秋」と「冬」の両方の様子が同時に楽しめます。落ち葉と雪が「秋&冬」を演出してくれました。同時に楽しめる期間は残りわずか。その日その時その瞬間を大事にしたいと思います。

(濱本)

≪もりの工作コーナー「松ぼっくりのクリスマスツリーづくり」≫

2010年12月 11日 

 本日より、もりの工作コーナー「松ぼっくりのクリスマスツリーづくり」が始まりました。
 輪切りの木の土台に固定した松ぼっくりをモミの木に見立て、ビーズやスパンコール、リボンなどで飾りつけてミニクリスマスツリーを作ります。
 ボンドで貼りつけていくだけなので、とても簡単で小さいお子様も楽しんで参加することができます!もちろん大人の方も大歓迎ですよ♪
 23日(木・祝)まで毎日開催しています(平日の月曜日はお休みしています)。
 皆さんの参加お待ちしております。

(扇谷)

≪エゾマイマイ冬眠中?!≫

2010年12月 9日 

 朝から細かな雪がずっと降っています。お昼頃には1cmほど積もりました。
 落ち葉をちょっとめくってみると、エゾマイマイ(Ezohelix grainesi)の殻が見えました。 ひっくり返してみると、エピフラムと呼ばれる、殻の口に張った白い膜が見えました。持ち上げて見ると、少し重みが感じられ、カタツムリが入っていることが 確認できました。きっと、この場所で冬眠していたのかも知れませんね♪

(濱本)

≪今朝の大沢口≫

2010年12月 7日 

 みぞれが雪にかわり、辺りはうっすらと白くなりました。
 大沢口も白と黒の世界になっています(写真)。朝2cmほど積もっていた雪は、午後には全部溶けてしまい、冬っぽかった景色が、晩秋の景色にもどりました。

(濱本)

≪望遠鏡で観察中〜♪りりしい姿です≫

2010年12月 5日 

 今日は子どもレンジャーの活動日でした。6月から10月に実施したトンボ調査の様子の写真や、調査をまとめたグラフを協力して館内に展示しました。
 その後、小さな雨が降る中、みんなで元気に森へ探険しに出かけました。望遠鏡を担いで行って木の実や鳥を観察したり、人工林の中では自分たちで遊びを見つけて、本当に楽しそうに遊んでいました。仲間を思いやる気持ちもついてきましたよ♪

(濱本)

≪暴風雨の中、生き物たちは大丈夫かな≫

2010年12月 3日 

 昨晩から風が強く、家の薪棚の屋根が飛んでしまいました。次第に雨も降りだし斜め45度の角度で、一日中ザーザーゴウゴウと外に出られないほどの暴風雨です。
 こんな天気の中、森の生き物たちはどのように過ごしているのでしょうか。先日雪の上で見たクモガタガガンボ(Chionea sp.)は5mmほどの大きさです。今日の強い雨と風なら、一粒の雨でも大打撃を受けてしまうのではと、すごく心配になります。

(濱本)

≪雪の中からひょっこりキノコ≫

2010年12月 1日 

 今朝は朝から快晴です。気温も高く、日中は6度でした。積雪は4cmになっていて、場所によっては土が見えています。
 雪からひょっこり顔を出していたのは、キノコでした。時折雪の重みから解放されたササが、バサッっと起きあがる音があちこちから聞こえてきます。もっと雪が積もると静かな静かな森になります。

(濱本)

≪今日の積雪は何センチ?≫

2010年11月30日 

 昨日から降り続く雪。今日は何センチ積もっているでしょう。初雪があったのが10月26日。その後2回ほど積雪を確認しています。今日は、わくわくの積雪深調査です。
 今朝、まだ雪が降る中、積雪を確認すると9cmでした。午後から日が差し積雪を確認すると7cmになっていました。いつが根雪になるのかも、わくわくの楽しみです。

(濱本)

≪もうすぐ凍る?落ち葉の沈む水たまり≫

2010年11月27日 

 今日も良い天気でしたね。日中の気温は4.2度でしたが、夕方には-0.1度と急激に寒くなりました。
 まだ水たまりになっている水の中に、分解途中の落ち葉が沈んでいました。ここの水たまりは、明日の朝には氷が張っているのでしょうか。
 少しずつ冬の寒さがやってきています。

(濱本)

≪黒い小さな実≫

2010年11月25日 

 今日も朝から快晴です。日中の気温は6度。太陽の光が暖かく感じます。
 木々の葉がすっかり落ちた森の中では、木の実が枝についているのが見られます。写真はハリギリ(Kalopanax pictus)です。真っ黒い小さな果実がたくさんついています。そろそろ鳥たちが食べに来る頃です♪

(濱本)

≪今日の百年記念塔≫

2010年11月24日 

 昨日の夕方から今朝にかけてずいぶん冷え込みました。今日は快晴です。
 昨日とは別の場所から百年記念塔を撮影しました。同じものを撮影しているのに、場所や角度が変わっただけでも、ずいぶん違った雰囲気に感じます。空模様が違うのも大きいのかも知れませんね♪

(濱本)

≪百年記念塔≫

2010年11月23日 

 昨晩の強風がウソのようにやんでいます。朝の気温は3.8度。
 撮影している定点写真の場所の一つに、百年(ももとせ)橋からの景色があります。百年記念塔をバックに、四季を通して色とりどりの木々の様子を楽しめる場所の一つです。
 今日の百年記念塔をパチリ。葉をすっかり落とした木々の濃いめの色と、雲の浮かぶ青空の明るめの色の対比が素敵でした。

(濱本)

≪夜の観察会「しし座流星群に願いをこめよう!」≫

2010年11月21日 

 11月17日(水)に夜の観察会「しし座流星群に願いをこめよう!」をおこないました。天気に左右されるイベントなので、数日前からドキドキしていましたが、当日は雲がなく、星空観察にはもってこいな夜となりました。
 参加者全員で寝転がって、夜空を一緒にながめました。しし座流星群がたくさん見られる時間帯は、真夜中から早朝にかけてなので、流れ星はなかなか姿を見せてはくれませんでしたが、それでも何人かの参加者は流れ星を見つけることができました。流れが早くて願いはこめられなかったようですが…。
 他には、夜空に浮かぶ星座を見つけたり、月を望遠鏡で観察したりもしました。望遠鏡でも、クレーターがはっきり見えていたので、みなさん感動していましたよ♪

(扇谷)

≪動物を探しに夜の森へ♪≫

2010年11月20日 

 最近は雨が降らず、風もほとんど無いため、夜の観察が面白いです。
 この時期夕方暗くなると、白いものがひらひらふわふわと飛んでいるのを良く見かけます。フユシャクガと呼ばれているガの仲間で、この季節に繁殖してます。羽が退化していて飛べないチャバネフユエダシャク(Erannis golda)の雌を探して森を歩きましたが、出会えたのは名前がわからないガ(写真)と、コエゾゼミの抜け殻だけでした。

(濱本)

≪この季節限定品!氷と影の芸術≫

2010年11月18日 

 今朝は霜が降りていました。草や木々にも霜がビッシリと付き、真っ白になっていました。
 日中は8.5度まで気温が上がりましたが、近くにある大きめの水たまりに張っていた氷は、全部溶けきらずに斑になっていました。溶けた部分の水面に写る木のシルエットが、秋と冬を行き来するこの季節を表しているように見えました♪

(濱本)

≪スズメバチの古巣を発見!≫

2010年11月16日 

 今朝起きてみると家の周りでは3cmほど雪が積もっていましたが、野幌森林公園に着いてみると5mmも無いほどでビックリ!
 近くの小学4年生と一緒に、冬越ししている生き物を探しに出かけました。木々の様子を観察したり、昆虫たちの姿を探したり。一人の子がミズナラの枝にスズメバチの古巣を発見!みんなで近づいて出入り口を探したり、重さを確認したりと芸術品をじっくり観察しました。

(濱本)

≪色が少なくなった大沢口の様子≫

2010年11月14日 

 今日は一時的にザーザー雨が降り、雲も厚めだったため、日中でも薄暗い日でした。
 大沢口からの景色は、紅葉も終わって色の数が少なくなり、何となく寂しい感じがします。明日の天気予報には雪マークがついています。白と黒のモノトーンの景色になる日も、そろそろかも知れませんね♪

(濱本)

≪ハリギリの果実〜動物たちの食料〜≫

2010年11月13日 

 今日は久しぶりに一日雨が降らない日でした。気温も9度と比較的高めです。
 色づいていた木々の葉もすっかりと落ち、森の中は夏と比べると、とても明るくなりました。枝に残っている木の実もよく見えます。アカゲラ(Dendrocopos major)やハシブトガラ(Parus palustris)が一生懸命食べていたのはハリギリ(Kalopanax pictus)の果実でした。新旧様々な落ち葉の上には、昨日までの雨風で落ちたハリギリの果実がありました。

(濱本)

≪観察会「秋のありがとう観察会」≫

2010年11月12日 

 11月7日(日)に、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「秋のありがとう観察会」が行われました。
 最近は気温が低く、雨の日も多いですが、当日は天気に恵まれ、暖かい最高の観察会日和となりました。
 春と秋の年2回、日頃の森への感謝の気持ちを込めてゴミを拾いながら行っている観察会で、今回は24回目。できるだけ広い範囲のゴミを回収できるように2コースに分かれ、約4キロの道のりを歩きました。
 普段からゴミを拾いながら散策される方が増えてきていることや、このような活動を続けていることもあってか、年々ゴミは減少傾向にあります。それでも、約2,180gのゴミを回収しました。
 多くの方に参加いただいたことで、皆さんの自然への意識、関心の高さを改めて感じることができました。今後もマナー普及により一層努めてまいります!  

(扇谷)

≪出てきたぁ〜!どんぐり虫≫

2010年11月11日 

 今日も大雨になったり、やんだり、晴れ間が出たりと天気が目まぐるしく変わりました。
 数日前に森で拾ったミズナラのどんぐりを眺めていたところ、横からイモムシ(シギゾウムシの仲間)が顔を出していました。今まで出てきている瞬間を見たことがなかったので、とても興奮し、色々な角度で撮影し、近くのミズナラの木の下でもおしゃれ風に撮影してみました♪

(濱本)

≪ピカピカ光る雨上がりの夕空≫

2010年11月 9日 

 昨日から続いている土砂降りのような降り方をしている雨。
 夕方、あんなに続いていた雨がやみました。雲の隙間からは沈みかけた夕日も見えます。その夕日に照らされて、シラカンバやハリギリなどの木々が金色に輝いていました。振り向くと、まだ葉の残るカラマツの上には、形がわかるほど薄くなった雲も、ピカピカと金色に光っていました♪
 (おまけ:探してみよう「百年記念塔」)

(濱本)

≪空から舞い降りた落ち葉≫

2010年11月 7日 

 今日は天気が良く、お昼の気温が14.8度と暖かで、とても過ごしやすい散策日和でした。
 空からはカラカラと音を立てて、様々な色の落ち葉が、まるで紙吹雪のように落ちてきます。遊歩道には落ちたてのオオモミジ(Acer amoenum)の落ち葉が、秋の柔らかな光に照らされてピカピカに輝いていました♪

(濱本)

≪目と耳から紅葉が楽しめます≫

2010年11月 6日 

 今日は13度まで気温が上がり、午前中はフリースを来て歩くと少し汗ばむほどでした。
 雲の隙間から顔を出した太陽が、葉の残っている木々を照らし、まるで大きなステンドグラスのようです。足下では、かさこそと一足ごとにたくさんの落ち葉が鳴り、目と耳で紅葉が楽しめます♪

(濱本)

≪一面に敷き詰められた落ち葉の絨毯≫

2010年11月 5日 

 時折冷たい雨が降り、手の指先が自由に動かせないほど寒い日でした。でも、気温を見ると7℃。身体がストーブ仕様になってしまったかも知れません。
 木々の葉もだいぶ落ち、歩いていると紙吹雪のように落ち葉が降ってきます。足下は落ち葉の絨毯です。日や場所によって落ち葉の大きさや色が違うので、いろいろな絨毯の上を歩くことができますよ♪

(濱本)

≪みんなの笑顔と、作成したグラフ≫

2010年11月 3日 

 雨が強くなったり弱くなったりしながら降り続いています。気温は4.5度。
 今日は子どもレンジャーの活動日です。6月から行っていたトンボ調査のまとめをしました。捕獲したトンボの種類と数を月ごとに比較できるよう棒グラフで作りました。さらに、過去2年分のトンボの数も折れ線グラフで表し、最高に素敵な成果品が完成しました。みんなの笑顔も素敵です♪(※撮影 松井)

(濱本)

≪真っ赤に燃える炎風≫

2010年10月31日 

 今日は一日快晴でした。日中は12.5度まで気温が上がり、着ていたオーバーを途中で脱いだほどです。
 森の中のヤチダモやキタコブシなどはすっかり葉を落とし、他の木々も半分ぐらいになりました。紅葉はピークを過ぎたように感じますが、まだまだハルニレやミズナラの緑色の葉も残っています。
 真っ赤に燃える炎のようなオオモミジ(Acer amoenum)の紅葉は、今とてもきれいですよ♪

(濱本)

≪お茶と笑顔と紅葉と♪≫

2010年10月30日 

 今朝は霜がびっしりと降りていましたね。日ごとに森の色づきがカラフルになっていますが、葉の落ちてしまった木も増えました。
 自然ふれあい交流館の周りの木々も赤・黄・緑と色とりどりです。館内は飲食可能ですので、紅葉を見ながらのお弁当やお茶などもお勧めですよ。ぜひお楽しみくださいね♪

(濱本)

≪信号機風な落ち葉≫

2010年10月28日 

 昨日の雪がほとんど溶け、日陰にほんのわずかな雪が残る程度になりました。
 雪が溶けた遊歩道脇には、色鮮やかな落ち葉が楽しめます。足下で目を引いた真っ赤かな葉はツタウルシ(Rhus ambigua)です。その隣にはハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica f.suberosa)の緑色と黄色の落ち葉がありました。まるで信号機のように「緑・黄・赤」がそろっていました♪

(濱本)

≪雪の上にイタヤカエデの落ち葉≫

2010年10月27日 

 昨晩に降った雪は、真っ白に光るほど一面に積もっていました。
 自然ふれあい交流館周辺では5cmの雪が積もりましたが、南区に住んでいるお友達の所では30cm以上も積もったそうです。
 昨日の午後からゴウゴウと強風が吹いていたので、雪の上や雪の下には、たくさんの落ち葉や小枝がたくさん落ちています。明るく白い雪の上に、落ち葉が彩りを添えていました♪
 ※写真:イタヤカエデ(Acer mono var.glabrum)の落ち葉

(濱本)

≪紅葉の景色が見えないぐらい降る「初雪」≫

2010年10月26日 

 今朝は一段と冷えましたね。朝、パラパラと降っていた雪がみぞれになったり、雨になったりしていましたが、本格的に「雪」が降ってきました。風も出てきて、ちょっと吹雪き気味です。紅葉に染まった景色が見えにくくなっています(写真)。うっすら積もっていた雪も、日差しが出ると、あっという間に溶けてしまいました。

(濱本)

≪大沢口の紅葉の様子≫

2010年10月23日 

 日中は16度まで気温が上がりました。快晴で本当に気持ちの良い秋晴れです。
 大沢口の紅葉の様子はこんな感じになりました。場所によっては、たくさんの落ち葉がふかふかに降り積もっているところもあります。毎日変化する葉の色や、落ち葉の量を楽しむのもおすすめですよ♪

(濱本)

≪晩秋に産卵中の雌に出会えました≫

2010年10月22日 

 今日も快晴で青空がとてもきれいです。
 自然ふれあい交流館の玄関先で、大きな虫が目に留まりました。夏の風物詩であるハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)でした。こんな季節に!とビックリしながら写真を撮ると、なんと雌が産卵中でした。ハネナガキリギリスの雄の鳴き声が聞こえなくなってからしばらく経っている ので、晩秋ということもありビックリしましたが、ちょっぴり嬉しい出会いでした♪

(濱本)

≪きらきら万華鏡のようなエゾヤマザクラ≫

2010年10月21日 

 毎晩空を飛ぶハクチョウの声が聞こえてきます。月をバックにして飛ぶハクチョウ写真撮りたいなぁ〜。
 まだ緑色が多い野幌森林公園ですが、エゾヤマザクラ(Prunus sargentii)がきれいに紅葉している木を見つけました。光の加減で万華鏡のようにきらきらしています。時間や角度を変えて楽しむのが好きです♪

(濱本)

≪観察会「秋の森の匂いをかごう」≫

2010年10月20日 

 10月14日(木)、北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会「秋の森の匂いをかごう」が行われました。
 当日は青空がまぶしいほどの快晴で、そのおかげもあってか、なんと100名と大変多くの方々に参加していただくことができました。 例年に比べ、若干紅葉が遅いように感じられましたが、木の実などは豊作のようで、ドングリやキタコブシなど様々な木の実と出会うことができました。実際に木の実を手にとって観察したり、カツラの甘い匂いを楽しみながら歩いたりと、あっという間の4時間でした。
 次回は11月7日(日)「秋のありがとう観察会」です。森への感謝の気持ちを込めてゴミを拾いながら観察会をおこないます。軍手やゴミ袋(レジ袋)、あれば火ばさみなどお持ちください。みなさまのご参加お待ちしております。

(扇谷)

≪青色と赤色と百年記念塔≫

2010年10月19日 

 今日は一日快晴でした。
 最近、紅葉の様子の質問が増えてきました。まだ紅葉まっただ中ではないですが、スポット的に見るときれいな紅葉が楽しめますよ。
 百年記念塔下に植樹されているハウチワカエデ(Acer japonicum:写真)やエゾヤマザクラ(Prunus sargentii)が色づいています。青空をバックに、はいチーズ♪

(濱本)

≪オオスズメバチが集まる食事処≫

2010年10月17日 

 朝は快晴でしたが、午後から急に土砂降りになりました。
 近くのシラカンバ(Betula platyphylla var.japonica)の木に通い詰めているのはオオスズメバチ(Vespa mandarinia)です。なんと自分たちで幹を大顎で傷付け、甘い樹液を飲んでいます。スズメバチがいない時に、幹からしたたる樹液をなめてみました。
 甘い!!イタヤカエデの樹液よりも甘味が濃く、煮詰めなくても良いぐらいでした。今来ているのは雄バチですが、観察は気を付けてくださいね♪

(濱本)

≪赤と緑のハウチワカエデの葉≫

2010年10月16日 

 昨日の寒さと雨がウソのように、今日は青空が広がり、気温が18度と暖かでした。
 野幌森林公園の紅葉はちょっと遅いのですが、よ〜く見るときれいに紅葉している葉っぱに出会えます。
 青空をバックに色付いていたのはハウチワカエデ(Acer japonicum)です。赤と緑のクリスマス色になっていました♪

(濱本)

≪冷たい雨の中じっとしているアキアカネ≫

2010年10月15日 

 冷たい雨が降っています。手足の指先がかじかみ、身体の芯から冷えてくる感じがします。
 飛んでいる数や見かける数がぐっと少なくなってきたトンボたちですが、アキアカネ(Sympetrum frequens)とオツネントンボ(Sympecna paedisca)が観察できます。この冷たい雨の中、じっとしがみついていたのはアキアカネの雌でした。

(濱本)

≪色づいているツタウルシの葉≫

2010年10月13日 

 昨晩の雷がウソのように光が差し込んでいます。
 まだ全体的に緑色が多い感じのする森の紅葉ですが、ツタウルシ(Rhus ambigua)の葉が赤くなってきました。一昨年は萌えるような真っ赤っかな色でしたが、気温や天候などが違うので、同じ種類の紅葉でも、年ごとの色の変化を楽しむことができます。
 なかなか記憶には残りにくいのですが、記録として残していければいいなと思います♪

(濱本)

≪クチナガガガンボ食事中≫

2010年10月11日 

 昨日は一日中雨が降っていましたが、今日は朝から晴れています。
 咲き残っているサラシナショウマ(Cimicifuga simplex)に、蚊を大きくしたような虫がたくさん集まっていました。クチナガガガンボ(Elephantomyia hokkaidensis)です。なんと37匹も蜜を吸いに来ていました。長い足で揺れながら食事をしている姿に、思わず頬がゆるんでしまいます♪

(濱本)

≪どんぐり〜森の大切な宝物〜≫

2010年10月 9日 

 午後には小雨が降り始めました。気温は16度。上着がないと、ほんのちょっと寒い感じです。
 遊歩道にどんぐりがあちこちに落ちています。野幌森林公園内で見かけるほとんどのどんぐりはミズナラ(Quercus crispula)の果実です。なんと長さ3cm、幅2.3cm、周囲7cmもある、ひときわ大きなどんぐりを見つけました♪どんぐりって思わず拾いたくなってしまう魅力がありますよね。

(濱本)

≪青色と黄色の芸術品≫

2010年10月 7日 

 今日は朝から快晴で、気温も20度まで上がりました。
 真っ青で抜けるような本当に青い空です。一部色づき始めた木々の葉と、空の青色が何ともきれいです。写真は黄葉しているハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica f. suberosa)です。足下に落ちている落ち葉を楽しむのも、空とコラボレーションしている葉を楽しむのも良い季節ですね♪

(濱本)

≪その日その時その瞬間≫

2010年10月 5日 

 昨日、一昨日は雨と風が強めだったので、どんな物が落ちているのか、とても楽しみにしていました。
 今日の森にはたくさんの新しい落ち葉が落ちていましたよ。朝降っていた雨で、光の当たっている落ち葉が、ピカピカと光っていました。でも、時間をおいて同じ場所に行ってみると、太陽の位置が変わり、どんよりした落ち葉になっていました。同じ場所の同じ物でも、一時ごとに見え方が変わるのですね♪

(濱本)

≪テングタケも森の大切な一員≫

2010年10月 3日 

 昨夜は吐く息が白く、秋の深まりを感じました。
 森の中ではたくさんのキノコに会えますが、残念ながらそれを持ち帰ることを目的に入り込む方が後を絶ちません。野幌森林公園では「遊歩道をはずれられない」「動植物の採取はできない」などの約束があり、分解者としても森の大切な一員のキノコも、もちろん採ることはできません。舌で楽しむだけではなく、姿や形などでも充分楽しめますよ♪
※写真:テングタケ(Amanina pantherina)

(濱本)

≪ここで鳴けば音が大きくなるよ♪≫

2010年10月 2日 

 気温が高く良い天気が続きますね。草原では、夏の虫代表ハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)や、秋の虫代表カンタン(Oecanthus longicaudus)の大合唱が聞こえてきます。
 音を頼りにカンタンの姿を見つけることができました。ヤマブドウの葉に小さく空いた穴から顔を出し、羽を振るわせ鳴いています。ヤマブドウの葉を共鳴板にして、音を大きくさせていました。その姿に脱帽です。

(濱本)


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