≪秋色の中に歴史を感じます≫

2008年 9月30日 

 今日は朝からずっと良いお天気でした。でもお日様は暖かいのに、空気が冷たい感じです。
 定点写真を撮影している場所の一つ、草地です。ここは 離農跡地で、人が離れてから約40年がたち、外来種であるオオアワダチソウ(Solidago gigantea ssp.)とセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)の群落になっています。奥の紅葉している木はナナカマド で、40年ほど前に植樹をしたものです。いろいろな歴史を経て今は秋色に染まっています。(濱本)

≪5cmのエゾサンショウウオ≫

2008年 9月28日 

 晴れたり雨が降ったりと、めまぐるしく天気が変わる日です。少しずつ季節が秋にむかっているのが、肌で実感することも多くなりました。
 自然ふれあい交流館から100mほど離れた遊歩道上にエゾサンショウウオ(Hynobius retardatus)発見!落ち葉の下などにいるため、産卵時期以外で見かけることはほとんどありません。そんな奇跡的な出会いにちょっと感激です♪(濱本)

≪森の情報コーナー≫

2008年 9月26日 

 今日は突然の雨に濡れてしまいました。でも、青空が多く見られた日でした。
 自然ふれあい交流館の一角に、森で見られる動植物を写真で紹介している情報コーナーがあります。持ち運びはできませんが、カラーなので、見てきた花と比べている方も多いですよ。
 時々クイズも実施していますので、ぜひ見に来てみてください♪(濱本)

≪どんぐりころころ♪≫

2008年 9月25日 

 雨はお昼頃からずっと降っています。
 定点の一つ、ミズナラ(Quercus crispula Blume)の木の下にはたくさんのどんぐりが落ちています。先日の強風でだいぶ落ちました。緑色のどんぐりも、帽子がないどんぐりも、辺り一面にころころ。
 今年、ミズナラのどんぐりは豊作のようで、遊歩道のあちこちでもたくさん落ちています。森の動物たちはホクホクしているかも知れませんね♪(濱本)

≪水玉模様の虫食い?跡≫

2008年 9月23日 

 今日はとても風が強く、木々が大きく揺れていました。明日森を歩くと、宝物がいっぱい拾えそうです。
 ナニワズ(Daphne kamtschatica var.jezoensis Ohwi)の葉に穴ぼこ発見!ここにあったナニワズすべての葉がこのような状態になっています。虫に食べられたのでしょうか?それにしてもきれいな水玉模様ですね。自然の造形美に見とれてしまいます♪(濱本)

≪朝のやわらかな木漏れ日≫

2008年 9月21日 

 やわらかな暖かさだった今日の森では、どこまでも歩いていきたいと思えるほど、素敵な景色の中を楽しむことができました。
 地面に届いた木漏れ日がとってもきれいです。朝の光は特にやわらかで、ゆらゆら揺れる光が幻想的に思えてきます。木々の葉が少し落ちた森ならではの光の道です。(濱本)

≪足跡がてんてんてん♪≫

2008年 9月20日 

 今日の風はとても冷たく、秋を肌で感じました。
 朝、木道を横断中のエゾマイマイ(Ezohelix grainesi)を見つけました。おもしろいのが、その足跡です。一本線にはならず、てんてんと付いています。歩いているカタツムリを横から見ると、2カ所ずつぐらい浮かしながら進んでいます。貴重な水分を奪われないようにするためでしょうか。(濱本)

≪大沢口と比較:百年記念塔≫

2008年 9月19日 

 昨日とうってかわって、今日は湿度が低くさらっとした風で、とっても気持ちのよい日でした。
 定点写真の一つ、百年記念塔です。沢を挟んで観察できるため、周りの木々の変化がよくわかります。大沢口と違うのは緑の濃さです。紅葉している木も見あたりません。
 これからどのように変化するのか、大沢口も含め今から楽しみです♪(濱本)

≪光り輝くオオカメノキ≫

2008年 9月18日 

 遊歩道には毎日少しずつ落ち葉が増えてきていますが、まだまだ木々の葉は生い茂り、森の中は以外と薄暗いです。
 所々にお日様のスポットライトが当たると、まるで舞台上の主役のように光り輝いています。私が見た主役は、オオカメノキ(Viburnum furcatum Blume)でした。赤色から黒い実に変身している最中です。でも、風があったため、キラキラ輝いている時間はほんのわずかでした。(濱本)

≪定点の一つ 大沢口≫

2008年 9月17日 

 今日は、ものすごい数のトンボが飛び交っていて圧巻でした。
 不定期的に撮影している定点写真の一つ、大沢口です。一部の木はうっすらと黄色くなってきましたが、まだまだ緑色全開です。多くの木の実や草の実は色づきはじめ、森のこの季節では、たくさんの色を楽しむことができますよ♪(濱本)

≪ピカピカ、キラキラ、ネバネバ♪≫

2008年 9月15日 

 今朝は冷えましたね。昨晩、満月がきれいに見えたせいでしょうか。
 遊歩道脇にピカピカ光る水玉発見!あれっなんか違う・・・。よ〜く見ると水滴 じゃなかった。ネバネバだ。ケチヂミザサ(Oplismenus undulatifolius)のたねは、動物にネバネバひっついて遠くに運ばれます。今日は鳥もちに引っかかったように、シラカンバ(Betula platyphylla var.japonica)のたねがキ ラキラのネバネバにいっぱいくっついていましたよ♪(濱本)

≪カシワのどんぐり≫

2008年 9月14日 

 秋の音色が涼しげに森の中を流れていきます。耳からも目からも秋を感じる季節になりました。
 今年の遊歩道にはミズナラのどんぐりがたくさん落ちています。多くはありませんがカシワ(Quercus dentata Thunb.)も野幌森林公園にあります。ミズナラと違って殻斗(かくと)がカールしていますよ。ちょっぴりおしゃれな帽子のカシワ。似合ってる?(濱本)

≪真っ直ぐ続く「考える道」≫

2008年 9月13日 

 突然、大粒の雨が降ってきました。通り雨なのか10分ほどでやみました。
 自然ふれあい交流館から続く遊歩道には、森と草原それぞれのコースがあります。この季節、草原コースには黄色い花畑が見られます。帰化植物のオオアワダチソウ(Solidago gigantea ssp.)とセイタカアワダチソウ(Solidago altissima)です。真っ直ぐな一本道の両側にびっしりです。実はここ開拓農家の畑があった所。歴史や帰化植物や秋色を考えることができる一本道です。(濱本)

≪トドマツの松ぼっくり・・・その後≫

2008年 9月12日 

 さわやかな風が通り過ぎていく森は、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
 先月、しっかりとした松ぼっくりが見られたトドマツ(Abies sachalinensis Masters)は、あれからどうなったのでしょう。あれれ、松ぼっくりがばらけています。何となくミニパラソルのような形です。
 定点で観察すると、いろいろなおもしろい場面に気が付くことができるのでお勧めですよ♪(濱本)

≪観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」≫

2008年 9月12日 

 9月11日(木)に観察会「秋の花でにぎわう森を歩こう」が北海道ボランティアレンジャー協議会との共催で行われました。
 当日はお天気にも恵まれ、92名もの方に参加していただき、大変なにぎわいとなりました。
 今回は約6.5キロと長い距離を歩く観察会でしたが、参加された方はボランティア・レンジャーさんの話しを熱心に聞きつつ、秋の花を愛でながら散策を楽しんでいました。
 次回の観察会は10月19日(日)「秋の森の匂いをかごう」予定しています。紅葉の進む森を満喫しましょう〜!皆さんの参加をお待ちしております。 (扇谷)

≪傾きかけた太陽に照らされた並木≫

2008年 9月10日 

 今日は風がなく暑い日でしたが、湿度が低くカラッとしていたので良かったです。
 森を歩く時、いつもは自分の目線でしか楽しめていないのですが、 お客様と一緒に歩くと、また別な角度で森を楽しむことができます。「その日その時その瞬間」を大事にしているつもりでしたが、今日はいつも見慣れている景色の限定品「その瞬間」をお客様に気が付かせていただきました。(濱本)

≪食事中のエゾマイマイカブリ?幼虫≫

2008年 9月 7日 

 最近、蒸し蒸しした日が多く、何となく「梅雨」を感じてしまいます。
 エゾマイマイ(Ezohelix grainesi)がゆらゆらと不自然な動きをしていました。角度を変えてよ〜く見ると、なんと昆虫に食べられている最中でした。頭をつっこんで食べているのはエゾマイマイカブリと思われる幼虫で、転がされても出てこないほど食事に夢中のようです♪(濱本)

≪カツラの倒木 その後≫

2008年 9月 6日 

 今日も朝から暑い日です。森の中は日陰になっているので、かなり涼しく感じます。
 先日、大沢口入り口付近で遊歩道をふさいでいた倒木のカツラ(Cercidiphyllum japonicum Sieb.)は、無事撤去作業が終わったようです。遊歩道が広くあけられ、その脇に倒れたカツラの木が横たわっています。このカツラが生きてきた歴史をじっくりと見つめ観察することができますよ♪(濱本)

≪真っ赤!ナツアカネ♂≫

2008年 9月 5日 

 気温はとても高いですが、カラッとした暑さでした。
 今、上空を飛び交っているたくさんのトンボたちの多くは「赤とんぼ」で、ノシメトンボ、アキアカネ、ナツアカネが占めています。中でも真っ赤になるのはナツアカネ(Sympetrum darwinianum)の雄で、顔まで赤くなります。写真の個体もこれからもっと赤くなりますよ♪(濱本)

≪エゾフユノハナワラビは海ぶどう?≫

2008年 9月 4日 

 雨上がりの翌日でしたが、思ったほど湿度は高くなく、歩きやすい日でした。
 草原に沖縄の名産「海ぶどう」らしきもの発見!と思ったら、シダ植物「エゾフユノハナワラビ(Botrychium multifidum var.robustum)」の胞子葉でした。
 まるで沖縄の海の中のような感じを受けるほどの青い空でした。(濱本)

≪ふれあいギャラリー「二人十色」展開催中≫

2008年 9月 3日 

 9月2日(火)より「二人十色」展が館内ふれあいギャラリーにて始まりました。
 市内在住の中島宏章氏と函館市在住の佐藤晶人氏二人による写真展です。題名に「十色」とあるように赤、青、黄色、緑など色をテーマに作品が展示されています。二人十色の世界を是非堪能いただきたいと思います。
 9月30日(火)までの開催です。お見逃しなく!!(扇谷)

≪光に多くの虫たちが集まる≫

2008年 9月 2日 

 お昼の気温は26.8度。先週の寒さが嘘のようです。
 夜、昆虫に詳しい方たちにくっついて、ライトトラップ(光に集まってくる虫を調べる)調査に同行させてもらいました。多くの種類と数が集まり私は終始大興奮!調査中は集まってくるスズメバチにドキドキし、カには刺され放題です。でも、最後に はコウモリの存在を確認することができたので、辛さが吹っ飛んでいきました♪(濱本)

≪遊歩道をふさぐように倒れているカツラ≫

2008年 8月30日 

 昨日の夜中から今朝にかけて折れたようです。怪我などをされた方(人)はいなくホッとしています。
 倒れたのは直径約1mのカツラ♀(Cercidiphyllum japonicum Sieb.)で、たくさんの実を付けていました。巻き添えになったハウチワカエデ(Acer japonicum Thunb.)にも実がついています。
 かなり、かしがっていたカツラの木で、4年前の台風でも倒れなかったのですが、とうとう折れてしまいました。(濱本)

≪秋色〜ツリバナの紅葉≫

2008年 8月29日 

 今日の湿度:約90%です。すごく息苦しく感じます。
 森の木々たちの中には、少しずつ色づき始めているのもありますよ。
 雨に濡れキラキラしている秋色はツリバナ(Euonymus oxyphyllus Miq.)です。黄色やピンク色も見られます。足下には押し葉向きの葉がたくさん落ちていました。(濱本)

≪この時期ならではのドングリ≫

2008年 8月28日 

 蒸しっとした日です。久々の暖かい(暑い?)朝で、風が心地よく感じます。
 森の中には、まめに観察している場所や木などがあり、その一つのミズナラ(Quercus crispula Blume)では、枝に小さなドングリがついているのを見つけることができました。これからまだまだ大きくなりますが、目玉模様に見えるドングリは、この時期ならではのお楽しみですよ♪(濱本)

≪かくれんぼ中?≫

2008年 8月26日 

 今朝は雨がぱらつき寒かったですが、日中は半袖で大丈夫なほど暖かくなりました。
 ノブドウの葉にエゾツユムシ(Ducetia chinensis)がいるのを見つけることができました♪よく探すと周りに3匹いました(写真には写っていませんが・・・)。葉っぱと同じ色なので、見逃しそうです。陰を落とさないためなのでしょうか、「伏せ」の状態で葉っぱに同化しているように見えました。(濱本)

≪来年用の葉を準備中≫

2008年 8月24日 

今日は朝から冷え込んでいます。冬ほどではないですが、朝は14℃でした。
 森の木々たちは子孫を残すための様々な形や色の実をつけています。オオカメノキ(Viburnum furcatnm Blume)を観察していると、なんと来年の春に芽吹くための冬芽も準備していることに気が付きました。実を付けなくてはいけないし、来年の準備もしなくてはいけないし、結構忙しいのかも知れませんね♪(濱本)

≪タマゴタケ生まれたて?≫

2008年 8月23日 

 少しひんやりした風が通りすぎていきました。今日は処暑です。
 白い卵が転がっていました。割れ目からは赤い色のものが顔を出しています。実はこれキノコなんです。卵形の幼菌からかさが出始めているところです。その名もタマゴタケ(Amanita hemibapha subsp.hemibapha)。少し離れたところには、卵からぐんぐん成長した赤色のキノコがありました。(濱本)

≪なすびのようなハンノキハムシ成虫≫

2008年 8月22日 

 今日はとても心地の良い風が吹いていました。
 先日(7/29情報)見た、ハンノキハムシ(Agelastica coerulea)の幼虫がたっくさんいる、ケヤマハンノキ(Alnus hirsuta Turcz)を確認しに行 きました。驚いたことに、茶色く枯れていた葉っぱの他に、新しく芽吹いた葉っぱが多く見られ、さらにビックリしたことは、ハンノキハムシの成虫がたっくさ んいたことです。あの幼虫たちが大人になったようです。(濱本)

≪夢の競演♪ネジバナと百年記念塔≫

2008年 8月21日 

 今日は、まだ夏の太陽が感じられる暑い日射しをいっぱい浴びることができました。
 草原で太陽に照らされているネジバナ(Spiranthes sinensis var.amoena)と、百年記念塔をツーショットで撮影してみました。百年記念塔は高さ100m、ネジバナは20cmです。目線を変えるとまるで青空の下で背比べをしているように見えます。(濱本)

≪トドマツのまつぼっくりは今だけの楽しみ≫

2008年 8月20日 

 実りの秋まで、まだまだ日はありますが、秋になったら拾うことができなくなってしまう「まつぼっくり」があります。北海道ではモミの木の代わりにクリスマスツリーに使用するトドマツ(Abies sachalinensis Masters)です。
 タネとそのカバーになっている鱗片がバラバラになって落ちてしまうので、今だけ楽しめるトドマツのまつぼっくりです♪(濱本)

≪青空にぐ〜ん フレンチドッグ?≫

2008年 8月17日 

 スカッとした気持ちの良い青空に、ぐ〜んとのびる「ガマ(Typha latifolia)」。各地で開催されている夏祭りでお目見えするフレンチドッグにも似ています。よく学校の帰り道にガマでお祭りごっこや因幡の白ウサギごっことかしました。懐かしい・・・。
 久しぶりにフレンチドッグ砂糖味(大好きです♪)が食べたくなってしまいました。みなさんは何味がお好きですか。(濱本)

≪腐っていないクサレダマ≫

2008年 8月16日 

 日差しが心地よい日です。
 湿地脇に黄色い花がとても目立っていました。クサレダマ(Lysimachia vulgaris var.davurica)です。「腐れ玉」ではないですよ♪「草連玉」です。マメ科のレダマ(地中海原産の低木 Spartium junceum)から名前が付いたようです。
 花が終わった後には、小さい玉状の果実が見られますよ。(濱本)

≪大変身中≫

2008年 8月15日 

 自然ふれあい交流館周辺の草地では、チョンギ〜スッ、チョンギ〜スッとあちこちから聞こえてきています。ハネナガキリギリス(Gampsocleis ussuriensis)のラブコールです。雌は鳴かないので、見つけるのが難しいのですが、運良く雌の幼虫を捕まえることができました。
 脱皮殻を集めるために、虫かごで数泊してもらいましたが、ちょっと目を離した隙に食べられてしまって足しか残っていませんでした。残念。(濱本)

≪大沢口の様子≫

2008年 8月14日 

 久々の曇り空です。
 定点写真撮影の一つ、大沢口の今日の様子です。薄暗いですが、直射日光を遮ってくれたり湿度が一定に保たれているので、森の中はとても涼しいですよ。
 暑い夏の涼しい森を満喫してみませんか♪(濱本)

≪Big≫

2008年 8月13日 

 例年より蚊や虻が少ないような気がします。でも、ハンノキハムシやクスサンの幼虫は大発生です。たまたまそういう年なのか、何か別な理由なのかはわかりませんが、様々な変化に気が付つける目を持ちたいと思います。
 森の中で大きなものに目が付きました。傘の直径が22〜3cmほどもある、テングタケ(Amanita pantherina)です。顔ぐらいもある大きさに驚きました♪(濱本)

親子工作教室「鳥のひみつ〜羽根のしくみを調べよう〜」

2008年 8月13日 

 8月10日(日)に親子工作教室が開催され、今回は鳥の羽根の仕組みや、どのような役割があるのかなど、色々な鳥の羽根を見比べながら学んでいきました。そして、自分が気に入った羽根を実際に作る事で細部までじっくりと観察しました。参加者たちは細かい模様やかたちに苦労しながらも親子力を合わせて丁寧に仕上げていました。
 最後に原寸大のタンチョウの絵の前で自分の作品と記念撮影をしました。がんばって完成させた羽根を持ってみんな誇らしげでしたよ。 (扇谷)

観察会「草原の主 トノサマバッタをさがそう!」

2008年 8月9日 

 8月9日(土)に「草原の主 トノサマバッタをさがそう!」が北海道開拓記念館との共催で開催されました。
 まずは、バッタ、キリギリス、コオロギの違いや、野幌には何種類くらい生息してるのかなどのお話しを聞いてもらった後、実際にトノサマバッタをメインに色々なバッタを探しました。みんなで力を合わせ、たくさんのバッタを探すことが出来ましたよ。そして、最後に虫合わせをして観察会は終了となりました。
 次回の記念館との共催の観察会は10月11日(土)「木の実の不思議を探ろう!」です。皆様のご参加お待ちしております。※参加には申し込みが必要ですが、受付先は記念館になっておりますのでご注意ください。(受付開始は9/12)
電話:011-898-0456です。 (扇谷)

観察会「夏の森の観察会」

2008年 8月7日 

 8月7日(木)に「夏の森の観察会」が北海道ボランティア協議会との共催で開催されました。今回は開拓の村から出発して、瑞穂の池までの約3キロのコースを散策しました。
 参加者たちは、ボランティアレンジャーさんのお話しを熱心に聞いたり、お花を観察したりしながら、ひんやりと気持ちがいい夏の森を満喫しました。
 次回の「秋の花でにぎわう森を歩こう」も開拓の村からの出発になります。皆様のご参加お待ちしております。 (扇谷)

ふれあいギャラリー写真展「目覚めの時〜彩りの季節」

2008年 8月5日 

 8月3日(日)より館内ふれあいギャラリーにて写真展「目覚めの時〜彩りの季節」が始まりました。市内在住の阿部知之氏による写真展です。
 野幌森林公園を撮影した四季折々の美しい瞬間をとらえた写真は、それぞれが物語を語ってくれているように感じられます。
 8月31日(日)までの開催となっておりますので、是非ご覧ください。(扇谷)

≪ふわふわなお尻≫

2008年 8月 4日 

 開けた場所で低空飛行をしている虫をよく見かけます。飛んでは止まり止まっては飛ぶを繰り返している、お尻が白い虫です。
 シオヤアブ♂(Promachus yesonicus)のお尻には、白い毛がふわふわと生えています。お尻だけではなく、顔も背中も足にもたくさんの毛が生えています。手に持っているものはセマダラコガネで、ちょうど食事中のようですネ。 (濱本)

親子工作教室「鳥のひみつ〜巣のかたちを調べよう〜」

2008年 7月31日 

 7月30日(水)に親子工作教室「鳥のひみつ〜巣のかたちを調べよう〜」が行われました。平日の開催にもかかわらず、定員の10組(22名!)の親子に参加していただけました〜!。 今回は鳥の「巣」についてお話しを聞いたり、実際に鳥の巣を作ったりしながら鳥のひみつに迫ったわけなんですが、意外に難しい「巣」つくりには参加した方たちも驚いていました。鳥はくちばしと足だけで作る事ができるのに、人間は両手(親子なので四つの手があるんですが…)でもなかなかうまく作る事ができなかったり…。でも参加者たちは親子力を合わせて素敵な「巣」を完成させていました♪
 次回は8月10日(日)に「羽根のひみつ」を予定していますが、定員は残りわずかになっています。お早めにお申し込みください! ※定員に達した為受付を終了させていただきました。(8/2)(扇谷)

大発生!?

2008年 7月29日 

 森のケヤマハンノキがまるで枯れたようになっています。葉が真っ茶色になり、はらはらと落ちています。かろうじて残っている葉っぱには、タイ米ほどの大きさの黒い幼虫がたくさん付いていました。どうやらこの虫が葉っぱを食べているようです。
 図鑑で調べると「ハンノキハムシ(Agelastica coerulea)」。今年5月にたくさん写真を撮ることができた虫です。成虫はピカピカ光る茄子のような色ですよ。(濱本)

「森のゆうがた観察隊」

2008年 7月27日 

 「森のゆうがた観察隊」を7月26日(土)に行いました。
 夕暮れ時の森で「なに」が見れるのかは参加してのお楽しみなので、何が見られるのか確かめて見ませんか?
 参加された方たちからは「おぉ〜」と感激の?声が出ていましたよ。
 あと2回の開催を予定しています。8月2日と9日の各日土曜日です。皆様の参加をお待ちしておりますが、事前に予約が必要になりますので、お電話にてお申し込みくださいね。(扇谷)

「ぴょん×2バッタをつくろう!」開催中です

2008年 7月21日 

 7月19日(土)からもりの工作コーナー「ぴょん×2バッタをつくろう!」が始まりました。
 牛乳パックを利用してぴょ〜と飛び跳ねるおもちゃを作りますよ。難しくはないので小さなお子様にもオススメです。
 8月31日(日)まで開催していますので遊びに来てくださいね。
※月曜日はお休みしていますのでご注意ください。 (扇谷)

初恋の香り!?≫

2008年 7月20日 

 蒸し蒸しとする日が続いています。カやアブがまとわりつく季節になりました。
 私の匂いランキング4位の「オオウバユリ(Cardiocrinum cordatum var.glehnii)」が満開になっています。今年は匂いが薄めで少し寂しいです。
 遊歩道沿いに咲いているので、ぜひ香りを楽しんでみてください♪(濱本)

花のじゅうたん

2008年 7月 6日 

 暑っっつい日でも森の中はひんやりしています。濃い緑色が多くなりましたが、涼しい色も見つかりますよ。
 遊歩道一面に広がる、花のじゅうたんもその一つです。サルナシ(コクワ Actinidia arguta Planch)の花がたっくさん落ちています。花ごと落ちているの場所は雄の木、花びらだけ落ちているところは雌の木があることを教えてくれています。今年は花の数が多く、豪華なじゅうたんを楽しむことができますよ♪(濱本)

「野鳥の羽根標本展」

2008年 6月29日 

 自然ふれあい交流館のふれあいギャラリーでは「野鳥の羽根標本展」が始まりました!
 普段、なかなか触れる機会のない野鳥の羽根を手にとって見ることが出来ますよ。アオサギの足や翼(本物です!!)も展示しています。
 8月2日(土)まで開催していますが、平日の月曜日はお休みしていますのでご注意ください。
 皆様のご来館お待ちしております。(扇谷)

草刈りと恩恵

2008年 6月26日 

 先日、自然ふれあい交流館周辺の草刈りをしました。その時に出たクマイザサ(Sasa senanensis)の葉と、大学生と一緒に抜いたセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)の根を使って、お茶とコーヒーを作りました。
 お茶はササの葉をやかんで煮出しました。色も香りもお茶そのもの。味は野生風味の濃いめに仕上がりました。タンポポの根コーヒーは手間はかかりますが、味は抜群です。ブラックが苦手な私は、砂糖と牛乳を多めに入れて美味しく頂きました。(濱本)

アカスジカメムシはコンサドーレ?

2008年 6月22日 

 森のなかでは「蚊」がまとわりつくようになってきました。私の顔や手も刺されてあちこち腫れています・・・。
 草原ではあまり蚊に会えませんが、サッポロフキバッタ(Miramella sapporensis)の大群や、赤と黒の2色刷でコンサドーレ模様のアカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)に出会えました。背中側はしましまですが、お腹側は斑点模様です。(濱本)

≪観察会「森の新緑観察会」≫

2008年 6月18日 

 6月15日(日)快晴の中、「森の新緑観察会」が開催されました。
 森の案内は北海道ボランティア・レンジャー協議会(共催)の方達です。
約3kmの道を花や鳥などを観察しながら、楽しいひとときを過ごしました。
 次回、自然ふれあい交流館主催の観察会は「森のゆうがた観察会」です。
 7月19日、26日、8月2日、9日(土)。申込は各1ヶ月前からです。
 一緒に夕方の森を楽しんでみませんか。 (濱本)

クモとセミ

2008年 6月15日 

 今日もエゾハルゼミの大合唱を楽しむことができました。遊歩道では少し弱りかけたエゾハルゼミの雄や雌が目に付くようにもなってきています。
 草むらのなかでクモがエゾハルゼミを捕らえているところを偶然見ることができました。自分の3倍ほどの大きさもあるセミをガッシリとつかんでいます。
 自然の中、生き物たちの1ページを見た気がしました。(濱本)

≪大変身の途中≫

2008年 6月11日 

 エゾハルゼミが大合唱しているため、鳥のさえずりが聞こえないほどです。
 水辺でイトトンボの仲間が、ちょうど大変身しているところに出会えました。水中生活から空中生活へと、環境も姿も大きく変わります。誰にも教えられていないのに頭が下がります。
 今年も季節を変えてトンボを観察します。どんなトンボに会えるか楽しみです♪(濱本)

≪もりの工作コーナー「ピューピューゼミをつくろう!」≫

2008年 6月 8日 

 6月7日(土)からもりの工作コーナー「ピューピューゼミをつくろう!」が始まりました!
 カメラのフィルムケースをセミに見立てて虫笛を作ります。どんな音がするのかは作ってみてのお楽しみです♪
 6月22日(日)まで毎日開催していますが、月曜の9日と16日は休館日でお休みしていますのでご注意ください。 
 皆さんの参加をお待ちしております!(扇谷)

≪観察会「どこにいるかな?さがそうカタツムリ!」≫

2008年 6月 7日 

 6月7日(土)に開拓記念館との共催の観察会「どこにいるかな?さがそうカタツムリ!」が開催されました。
 前日は大雨、当日も曇り空で雨がいつ降ってきてもおかしくないお天気だったんですが、カタツムリを観察するには絶好の観察会日和!(観察会が終わる頃には青空になりましたよ♪)
 大きなカタツムリやごま粒よりも小さなカタツムリを探して森を散策。そして顕微鏡で見て、どんな種類なのかを調べたり、どんな動きをするのかじっくり観察しました。
 次回の開拓記念館との共催の観察会は8月9日(土)「草原の主 トノサマバッタをさがそう!」(申し込みは7月10日〜)です。皆さんの参加をお待ちしております! (扇谷)

 ≪エゾマイマイの頭≫

2008年 6月 6日 

 ず〜〜〜〜っと降り続いている雨。雨が降りがっかりしている人もいれば、喜んでいる人もいます。
 森の住人も雨で喜んでいる生き物がいましたよ。サッポロマイマイ(Euhadra brandtii sapporo)があちこちで見つかりました。よく見ると頭に「こぶ」ができています。交尾の時期に見られるもので、相手を呼び寄せるもののようです。初めて見た頭の「こぶ」にとても感激しました♪(濱本)

 ≪日本一大きな花≫

2008年 5月31日 

 エゾハルゼミが鳴き始めました。木々の葉も大きくなり、森の中は薄暗くなってきています。
 白いアクセントをつけているのは、ホオノキ(Magnolia obovata Thunb)の花です。直径20cmほどの日本で一番大きな花です。遠くからでも目立つので発見しやすいですよ。
 葉っぱも花に負けず大きく、風車やお面として遊べたり、昔はお皿としても使われていました。ホオノキの葉は、私のにおいランキング2位に入っています♪(濱本)

 ≪ふれあいギャラリー「森の四季」展開催中!≫

2008年 5月25日 

 5月24日(金)より、館内ふれあいギャラリーにて「森の四季」展が始まりました。
 森林写真家 久米谷氏が野幌森林公園を散策に訪れた一日一日を写真と文章でまとめた「探見日記」(78枚!!)が展示されています。野幌の自然を身近に感じさせてくれる内容に思わず見入ってしまいます。
 6月22日(日)までの開催となっておりますので、お見逃しなく!(扇谷)

 ≪ミヤマザクラ満開中≫

2008年 5月24日 

 森の中では白色の花が、とても多くなりました。一番の見頃迎えているのは、草本ではクルマバソウ(Galium odoratum)、木本ではミヤマザクラです(写真)。
 ミヤマザクラ(Prunus maximowiczii Rupr.)は葉が出きってから花が咲きます。今年は花の数が多く、遠くから見ても目立ち、こんな所にもあったんだと気が付くことができるほどです。
 エゾヤマザクラよりも小ぶりで白い花の「ミヤマザクラ」で、お花見はいかがですか♪(濱本)

 ≪羽化後の乾燥中≫

2008年 5月23日 

  暑い日と寒い日が続いていますね。先日の大風で木々の葉や枝が遊歩道に散らばっています。
 5月21日に今シーズン初のエゾハルゼミ(Terpnosia nigricosta)を目視しました。羽化したてで少し蛍光色の薄緑色です。腹弁が見えるので雄のようです。初鳴きがいつ確認できるか楽しみです。
 撮影したときは気づかなかったのですが、写真で見るとエゾハルゼミが後ろの景色に同化してることに気が付きました。(濱本)

 ≪新緑中≫

2008年 5月18日 

 森の中で見頃な花はニリンソウ(Anemone fiaccida)やオオバナノエンレイソウ、マイヅルソウなど。木の花ではエゾニワトコやウダイカンバ、アサダなどです。
 ただ今新緑真っ最中で、葉が完全に開ききっているナナカマド(Sorbus commixta Hedl.)もあれば、これから芽吹こうとしているヤチダモ(Fraxinus mandshurica var.japonica Maxim.)もあり、個性豊かな木々の様子を楽しむことができますよ。(濱本)

 ≪夏至まで約一ヶ月≫

2008年 5月16日 

 久々に夕日に出会うことができました。約2ヶ月前は16:40頃、百年記念塔の横に沈んだ夕日も、昨日は18:50頃に道路に向かって沈んでいきました。
 夏至までまだ一ヶ月以上あり、太陽が沈む時間はまだまだ遅くなっていき、沈む位置も毎日少しずつ変わっているのでしょうね。夏至に太陽がどこに沈むのかとても楽しみです♪(濱本)

 ≪霜が降りました≫

2008年 5月11日 

 昨日と今朝はかなり冷え込んだようですね。霜が降りたようです。
 芽吹き始めていたミズナラ(Quercus crispula Blume)が、こんなに黒くなってしまいました。このまま枯れてしまうのか、そのまま大きくなっていくのか、これからまめに確認したいと思います。木の芽吹きの他に、草花、シダ類なども霜にやられていたので、こちらも合わせて見ていきますね。(濱本)

 ≪お花とナメクジと黄色と黒≫

2008年 5月 8日 

 一日暖かな日でした。通り雨でしょうか、一時ぽつぽつと雨にあたりました。
 足元では食事中のナメクジの仲間に合うことができました。よくよく見ると、今が花盛りのイタヤカエデ(Acer mono Maxim)のようです。ナメクジの暗い色とイタヤカエデの鮮やかな黄色の対比がとてもキレイに見えました。(濱本)

 ≪真っ赤な芽吹き≫

2008年 5月 6日 

 新禄の森と青い空。朝の森は本当に気持ちがよいです。コマドリのさえずりも聞こえてきました。
 木々は順番に芽吹いているようで、葉っぱが完全に開いたナナカマドなどもあれば、まだ芽吹いていないヤチダモなどもあります。春の紅葉の一つにカツラがありますが、今日見られたのは真っ赤な初々しいイタヤカエデ(Acer mono Maxim)の葉でした。テカテカ光る今だけ楽しめる葉っぱです♪(濱本)

 ≪オオジシギ≫

2008年 5月 5日 

 朝から冷たい風がビュービュー、雨もピューピュー飛んできてとても寒いです。
 そんな天気の中でも「ズビャ〜ク、ズビャ〜ク、ザザザザザ・・・」と、上空でメスにアピールしているのは、オーストラリアから繁殖のために飛んできたオオジシギ(Gallinago hardwickii)です。晴れた日は上空高いところで見られますが、今日のような天気だと低いところで見られるので、とても得した気分になりました♪(濱本)

 ≪百年記念塔 定点≫

2008年 5月 4日 

 エゾヤマザクラはほとんどの木が花びらを落としました。ものすごいスピードで春が駆け抜けています。
 定点写真の一つ、百年橋からの百年記念塔です。例年と比べると5月20日頃と同じ新緑具合です。
 毎日見ているとなかなか気づけない小さな変化も、定点で見ると時間や月、年ごとなどの変化も比較することができます。自分のお気に入りの定点を見つけてみるのもいいですね♪(濱本)

 ≪もこもこのマルハナバチ≫

2008年 5月 1日 

 風が冷たくフリースが手放せません。エゾヤマザクラの花びらも地面に少しだけ落ちています。
 ブ〜ン、ブ〜ンっと花の周りを飛び回っているのはマルハナバチたち。もこもこした毛がとてもかわいらしいです。時折お尻の毛が真っ白なセイヨウオオマルハナバチ(Bombus terrestris)が見られます。連れてこられた異国の地でも一生懸命です。生き物たちを人間の勝手な都合で振り回さないようにしたいです。(濱本)

 ≪エゾヤマザクラ満開≫

2008年 4月30日 

 エゾヤマザクラ(Prunus sargentii Rehder)が見頃になっています。去年から約2週間、例年からだとそれ以上の早い満開です。木によっては、つぼみが多い木もあり、もう少し長く楽しめそうです。
 野幌森林公園で、エゾヤマザクラが多く見られるのは、百年記念塔周辺です。植樹ですが大きな木がいくつもあります。
 森の中にはぽつぽつしかないので、桜を見つけながら歩くのも楽しいですよ。(濱本)

 ≪もりの工作コーナー「ストーン ペインティング」開催中!≫

2008年 4月29日 

  自然ふれあい交流館 特設会場にて、もりの工作コーナー「ストーン ペインティング」が始まりました。
 内容はとっても簡単です!『石』をキャンバスにみたてて自由に絵を描いていただくだけです。大人から小さなお子様までどなたでも参加できるので、連日多くの参加者で賑わっています。
 皆さんも出来上がった作品をご自宅に飾ってみませんか?
 5月6日(火)までの開催です。皆様のご参加お待ちしております♪(扇谷)

 ≪ハルニレ 花から果実へ≫

2008年 4月27日 

 朝の森は小雨が降っていて、息が白くなるほどの寒さでした。小鳥たちの姿がずいぶん多く見られ、さえずりもあちこちから聞こえてきていました。
 毎日のように観察しているハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica Nakai)の花が、最近は少し緑っぽく見えてきました。よ〜く見てみると、雄しべと雄しべの隙間から、小さな果実が顔を出していました。
 花から果実へ移り変わるハルニレに毎日楽しませていただいています。(濱本)

 ≪観察会「春の花を見つけよう!」≫

2008年 4月25日 

 4月24日(木)に観察会「春の花を見つけよう!」が開催されました。自然ふれあい交流館と北海道ボランティア・レンジャー協議会との共催の観察会です。
 当日は曇り空、途中からは雨が降るあいにくの天気でしたが、61名もの参加があり、大変賑わいました。参加された方たちは熱心にメモをとりながらボランティア・レンジャーさんの話を聞いていました。 足元にはミズバショウやエゾエンゴサク、エンレイソウ、ナニワズなど、上を見上げればキタコブシと春の花々に出会えた観察会でした。
 次回は5月11日(日)の「春のありがとう観察会」です。森に感謝の気持ちを込め、ゴミを拾いながら観察会を行います。年2回春と秋に開催しています。詳しい内容は交流館までお問合せください。 皆さんのご参加をお待ちしております!(扇谷)

 ≪エゾユキウサギ換毛中≫

2008年 4月23日 

 森の中は、春の花で色とりどりに飾られています。
 茂みからガザガサと音が近づいてきたので、なにが出てくるかを楽しみに、じっと座って待っていると、ユキウサギ(Lepus timidus)が顔を出し遊歩道に出てきました。ふと私の存在に気が付いたようで、ビックリしたように猛スピードで走り去っていきました。
 衣替え真っ最中で、足先と尾っぽだけが、まだ冬毛で白かったです。 (濱本)

 ≪ドロノキの雄花踊る≫

2008年 4月22日 

 毎日の暖かさのせいか、春だからなのか、あっっっっという間に草木の姿が変わります。
 写真はドロノキ(Populus maximowiczii Henry)の雄花です。先日までは冬芽の隙間から頭だけ出していたのですが、もうこのようにぶらぶらしています。三角形の帽子をかぶりながら、踊り(フラダンス風)を踊っているように見えました。
 大量のぶらぶらに、思わずクシャミが出そうになるのですが、ドロノキはヤナギの仲間でした。(濱本)

 ≪ミズバショウはいつが見頃?≫

2008年 4月20日 

 野幌森林公園にはミズバショウを楽しめるところがあちこちにあり、群生しているところも多いです。
 そんなミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)は、白い苞の中に見える棍棒状のものに2〜3mmほどの花がたくさん集まっているので、花の見頃と「姿」の見頃は一致しない場合があります。さらに「姿」の見頃は人によっては葉が大きい方が好きな方もいれば小さい方が好きな方もいるので、見頃を一言で伝えられないのが悩みです。(濱本)

 ≪観察会「エゾアカガエルの歌声を聴こう!」≫

2008年 4月20日 

 4月19日(土)に観察会「エゾアカガエルの歌声を聴こう!」が開催されました。開拓記念館と自然ふれあい交流館との共催の観察会です。 当日はお天気にも恵まれ40名を越える参加者が集まりました。
 今年は産卵時期が早く、エゾアカガエルの声が聴けるか心配されましたが、やさしい歌声を聴くことが出来て、参加者も大変感激している様子でした。 そして、エゾサンショウウオの卵も発見できました。エゾアカガエルの卵との違いを比べながら学ぶことができた観察会でした。
 次回の開拓記念館との共催の観察会は6月7日(土)の「どこにいるかな?さがそうカタツムリ!」です。お楽しみに〜♪(詳細は年間行事カレンダーにて確認ください。)(扇谷)

 ≪ハルニレの花満開≫

2008年 4月19日 

 初夏のような気温ですね。植物たちが力強く芽吹いているのが感じられます。
 今、樹木で満開を向かえている木は、ハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica Nakai) とオヒョウ(Ulmus laciniata Mayr)です。花びらがないので少々地味ですが、昨年と違い今年はたくさんの花をつけているのでとても目立ちます。
 6月頃、たくさんのぺらぺらの実に会えるのがとても楽しみです。(濱本)

 ≪「ふきのとう」と「ふき」と「アキタブキ」≫

2008年 4月17日 

 野幌森林公園の遊歩道の雪はほとんど解けましたが、北向きの斜面や人工林付近にはまだ雪が残っています。
 雪が解けたところから顔を出した「和名:アキタブキ」の葉です。今の季節は花である「花の集まりふきのとう」に目がいきがちですが、葉も大きくなってきたら「ふき」として多くの目が集まります。実は葉も花も地下茎で人の目に触れないところで繋がっています。
 ※この公園は採取禁止です(濱本)

 ≪「交流館の一年 活動紹介」展始まりました≫

2008年 4月15日 

 昨年交流館で行われた催しや、季節ごとの植物などの写真を交えて野幌森林公園の一年を紹介している「交流館の一年 活動紹介展」が始まりました。館内のふれあいギャラリーにて5月23日(金)まで開催中です。
 意外な発見が出来るかもしれませんよ。お見逃しなく〜! (扇谷)

 ≪モヤシのようなエゾトリカブト≫

2008年 4月12日 

 昨日までの暑さ!がウソのようです。今日、日中の気温2.9℃、雪まで舞ってとても寒いです。
 少しずつ解けてきている雪の間から、顔を出しているのはエゾトリカブト(Aconitum sachalinense ssp.yezoense)です。雪の下で芽吹いていたのか、茎は曲がっていて、ほんのりピンク色になっていました。恥ずかしくて頬が染まっているかのように見えます。これから太陽の光をたくさん浴びて、深い緑色になるのでしょうね♪(濱本)

 ≪虫が運びます≫

2008年 4月 9日 

 とうとう4カ所の積雪深ポールの値が0cmになりました。まだ遊歩道には所々雪が残っているため、長靴が必要です。
 2月から芽吹いていたエゾノバッコヤナギ(Salix hultenii var.angustifolia Kimura)が雄株・雌株とも開花しました。ヤナギの仲間は風媒花ではなく、虫媒花と聞いていましたが、今日、初めてその現場を見ることができました。数十匹のハナアブたちが雄花の回りをぶんぶん飛び交っていたのです。百聞は一見にしかずですね。(濱本)

 ≪成虫で越冬していました≫

2008年 4月 6日 

 今日の積雪深は、草地:0cm、広葉樹植林地:8cm、針葉樹植林地:4cm、天然林:2cmです。遊歩道の雪も所々解け、土も露出しているので、歩くスキーの利用は難しいです。

 最近チョウをよく見かけるため、よく質問を受けます。成虫で越冬していたクジャクチョウ(Inachis io geisha)やエルタテハ(Nymphalis vaualbum samurai)などが出てきたのです。その証拠に羽根がボロボロになっています。(濱本)

 ≪冬芽がぷっくり≫

2008年 4月 4日 

今日の積雪深は、草地:0cm、広葉樹植林地:19cm、針葉樹植林地:11cm、天然林:11cmです。とうとう草地の雪が無くなりました。過去5年間の草地0cm日を並べて見ると・・・2003.4.9、2004.4.6、2005.4.17、2006.4.18、2007.4.17です。今までに一番早い雪解けのようです。
 ハルニレ(Ulmus davidiana var.japonica Nakai)の冬芽もこんなにふくらんできました。よく見ると花のつぼみが見えます。(濱本)


戻 る