たてものニュース 北海道開拓の村 文化財保存基金

21.0913

北海道開拓の村(略称 開拓の村)は、北海道百年記念事業の一環として北海道で最初の野外博物館として昭和52年から整備を進め、「北海道の開拓の歴史を示す建造物の保存及び活用を図り、開拓過程における生活文化に対する認識を深め、道民の文化的向上に資する」ことを設置目的に、昭和58年4月に開村しました。

開拓の村はこの間、建造物の公開事業を通して、北海道の歴史・文化を広く道内外に発信するとともに、道民の生活文化の向上に寄与してまいりました。現在、開拓の村に移築復元・再現された建造物は52棟を数え、中には国の重要文化財に指定されている建造物もあり、北海道の貴重な財産として文化価値の高い施設となっております。

一方、建造物のほとんどが明治・大正期の建築様式であるため、経年劣化により柾・萱・土台の腐食や壁・土間の剥離などによる雨水の浸入、建造物躯体補強を必要とする状況であり、設置者、施設管理者による日常的な修繕では改善することが難しく、抜本的な保存修繕の必要性に迫れております。

このような状況のもと、今後も開拓の村を永続的に保存し、後世に残すためにも、平成21年1月に「北海道開拓の村文化財保存基金」を創設し、この趣意にご賛同いただき、共感していただける方々のご厚志を募っております。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


ご賛同いただける方は、こちらのチラシをご覧ください(PDF)
今までの文化財保存基金の活用のご報告(PDF)