8月7日(金曜)は、一部地域を除いて、一般的には北海道では七夕の日。
 本来、北海道開拓の村では、七夕に関連した体験イベント「七夕飾りづくり」を行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染防止の観点からイベントを中止し、短冊にねがいごとを書くことができるサービスを行っています。
 そのため、ご家庭で、七夕の風習を体験できる専用のページを公開しましたので、ご家族で七夕の夜を過ごしてみませんか?


七夕とは?

 

七夕の行事は、中国の星祭りに由来しています。
日本では平安時代より宮中でおこなわれたと伝えられていて、庶民に広まったのは江戸時代のことです。

七夕の日は、一年に一度だけ「おりひめ」と「ひこぼし」が天の川の上で出会うことができる日といわれています。この日にちなんで、少女は技芸の上達を願い、男の子も字が上手になるようにと、さと芋などの葉にたまった露で墨をすり、短冊に和歌や願いごとを書きました。地域によっていろいろな七夕行事が見られ、お盆行事と関連したものも少なくありません。


どうして「タナバタ?」

 

古くから日本では、神にささげる衣(ころも)「神衣(かみころも)」を機織る(はたおる)聖なる乙女を描いた「棚機つ女(たなばたつめ)」または「乙棚機(おとたなばた)」という伝説があります。「7月7日、少女は人里離れた水辺の機屋(はたや)」にこもって機を織りながら神をむかえ、ともに一夜を明かします。翌日、人々は水辺で身を清め、けがれを神に託して持ち去ってもらえるように禊(みそぎ)をした。」というお話です。

七夕の由来には様々な説がありますが、この「棚機つ女」が「タナバタ」の語源といわれています。


北海道の七夕 お飾りは柳の木

道南の函館、松前地方では、本州の風習を受け継いで、笹竹に願い事を書いた短冊や、紙で作った網や提灯などをつりさげて飾ります。

しかし、北海道内の多くの地域では、笹竹が手に入りにくいことから柳の木に飾り付けました。
では、なぜ笹竹の代わりが「柳の木」かというと、「柳」は生命力に満ち、春一番に芽吹くため、古くから長寿や繁栄を意味する神聖な木とされてきたからという説があります。

北海道の七夕 ロウソクもらい

七夕の夜に行われる風習に「ロウソクもらい」という行事があります。子どもたちが夕暮れ時に数名集まって提灯やカンテラを手に家々の玄関先で歌を歌って、ロウソクをもらいます。地域の人たちも子どもたちが回ってくるのをあらかじめ予想して、ロウソクを用意したものです。

今日では、ロウソクからお菓子に代わっているところが多いようですが、この形は今に受け継がれています。また、同じく「ロウソクもらい」として山車を曳いて歌いながら町内を練り歩く行事も見られます。


北海道の七夕 7月7日? 8月7日?

江戸時代が終わり明治時代になった日本では、当初、天保歴(てんぽうれき)(太陰太陽暦:たいいんたいようれき)と呼ばれる暦(こよみ:カレンダー)を使用していましたが、明治5(1872)年12月2日の翌日より、グレゴリウス暦(太陽暦)を採用しました。これは、鎖国時代を終え、国際社会の一員として世界共通の歴に変更する必要があると考えられたことなどが理由に挙げられます。

このように明治6年からは、新しい暦を使うようになったのですが、七夕を含む年中行事の多くは、古い暦にしたがっているものが少なくありません。そこで日本では、天保歴を使いやすく修正した旧暦(陰暦)などと呼ばれる暦も使われます。

その結果、七夕を行う日付は、新暦の7月7日、旧暦の7月7日、旧暦の7月7日に近く毎年同じ日で行えるように新暦の1か月遅れとなる8月7日の3通りが見られます。ちなみに北海道内では、8月7日の実施が多く、函館や根室などでは新暦の7月7日に行われています。

つまり、7月7日でも、8月7日でも間違いではありません。


作ってみよう 七夕飾り


画像をクリックすると数種類のお飾りのデータが開きます(PDF)

歌ってみよう! たなばた

「たなばたさま」

作詞 林 柳波、権藤 はなよ

作曲 下総 皖一

 ささの葉 さらさら

 のきばに ゆれる

 お星さま きらきら

 金 銀 砂子

 

 五色の 短冊

 わたしが 書いた

 お星さま きらきら

 空から みてる


当ページは、平成19年に北海道開拓の村が発行した「伝統文化こども教室事業 年中行事解説シート」を基に作成しています。


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